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【資産運用】貯金のリスク面を考えないと危険!→解説します。

貯金

8月は月初から体調を崩し、お盆は満身創痍で遠方の帰省、月末に掛けてサラリーマンの仕事がピークに忙しく毎日終電、そしてまた風邪をぶり返し全く更新が出来ずに悶々とした気持ちで過ごした今年の夏でした。

 

皆さんは夏の思い出を存分に作られましたでしょうか?

 

今日からまた更新を続けようと思います。

 

さて、本日は不動産投資とは違ったお話をしようと思います。

 

”貯金”のお話。

 

今回はこの貯金のリスク面を考え、どのように付き合うかを考えて生きたいと思います。また、記事の最後には資産運用が日本を救うというお話から資産運用の重要性をまた違った角度からお伝えできればと思います。

 

では、見ていきましょう!!

 

 

日本人の貯金事情

まずは日本人の貯蓄の現状を見てみましょう。

下記は総務省統計局が出している

統計局ホームページ/家計調査報告(貯蓄・負債編)−2018年(平成30年)平均結果−(二人以上の世帯)

の中の2人以上の世帯あたりの貯蓄額平均をグラフにしたものです。

貯蓄額平均

貯蓄自体は減少傾向にあるんですね。

2016年から皆さん貯蓄を切り崩してやりくりしている厳しい状況がうかがえます。

 

さて、では貯蓄の内訳を見てみましょう

貯蓄内約

全体の貯蓄額が減っているので有価証券・生命保険・定期性預貯金などほとんどの項目で減少していますね。

 

そんな中で増えている項目があります。金融機関外・通貨性預貯金です。

 

そう、貯蓄の総額が減っているのに皆さん普通預金(貯金)の割合を増やしているんですね。

 

つまりご自身の資産を投資などに回さずにとりあえず貯金にしている人が多くなっているということです。

 

 

貯金のリスク面

リスク

さて、貯蓄が減っているので貯金額が増えていることはわかりました。

 

これは推察ですがこのデータから読み取れる心理は

「不景気で株なんて儲からないしFXは危険なんでしょ?そもそも本業の稼ぎも増えないんだから投資になんて回せないし、忙しいからそんなこと考えてられないよ。貯金0円の世帯も多いってニュースで見たし、まずは貯金して万が一に備えよう。」

という所ではないでしょうか。

 

ごもっともです。貯金できている世帯は本当にすばらしいです。

毎月数万円でも貯金されているご世帯は本当に努力なさった結果、万が一の自体に備えてるという目的も達成されていると思います。

 

まず、この貯金に対する考え方に筆者は賛成です。

その前提で話を進めます。

 

皆さんが全幅の信頼を貯金について、ココではあえてその【リスク面】を見ていきましょう。

 

1.増えない

はい。もうこれに尽きます。今利息って年0.001%ぐらいですね。

100万円を1年間預けて100円って・・・。

ATMの1回の引出しの手数料で即マイナスです。

 

2.物価変動リスク

これ、なかなか感覚では分かりにくいですがお金の価値って変動します

物価変動率って聞いたことあると思います。

日本銀行がずっと言っている物価上昇率2%ですね。

これはモノの値段が少しづつあがっていくのが良い経済状態だ、という事で日本銀行が目標を掲げていることです。

 

仮に物価が2%上がったとしましょう。

今まで100円で買えていたジュースが102円払わないと変えなくなるということです。(消費税は考慮していません)

 

これはモノの値段が上がったということですが円の価値が下がった。と同じ意味です。

 

つまり、今までは100円玉とジュースの価値が同じだったのですが102円を払わなければ同じジュースが買えなくなった。

 

今までの100円の価値と物価上昇後の102円が同じ価値になったということですね。

 

物価が○%上昇という事は円の価値が○%落ちると同義なのです。

 

ベネズエラでは実際に物価上昇率268万%という超ハイパーインフレになりました。100円で買えていたジュースがある日突然268万円払わなければ買えない状況です。

 

268万円貯金していたのにある日突然、貯金額が100円の価値しかないという状況です。

 

さすがに実際に起こったとは言え、これからの日本にこのレベルのハイパーインフレは発生しないでしょうが物価がこれから下がる。という事もなさそうです。

円の価値はゆっくりと下がっていく傾向にはなるでしょう。

 

つまり、口座に入っているお金の価値はゆっくりと目減りしていくのです。

 

3.他人を儲けさせる手伝いをしている

これは筆者の個人的な思想が多分に含まれていますのであまり気になさらないで下さいw

 

預金は銀行に預けますね。さて、預けたお金は銀行ではどのように管理しているのでしょうか。あなたの1万円札を金庫に入れてあなた専用のスペースにストックしている。なんて事はありません。

 

あなたは銀行にお金を預けているのではありません。貸しているのです。

銀行としては借りているから顧客の預金額について(超低金利の)利息をつけています。

銀行は一般人から預金として集めたお金をどうするか。運用します。

 

超低金利の0.001%で調達したお金を今度は年数%から十数%の金利で貸付を行い、その利息の差で儲けているのです。

さらには手数料でも儲かります。自分の口座から自分のお金を引き出すだけで銀行が儲かるのです。

 

ご自身が預金をしている銀行に年0.001%の金利で貸して、銀行からは年数%の金利で住宅ローンを借りる。これでは銀行を儲けさせるために毎日毎日働いているようなものです。

 

※この3についてはそれが銀行や金融機関のサービスでその対価といわれればそれまでなので本当に筆者の個人的な考えだと思って読み流してください。

 

引出し制限などの極端な例や日本円の価値で言うと外貨との価値のバランスなどまだまだ貯金のリスクは出てきますがこの辺にしておきます。

 

 

大切なのはバランス

バランス

ココまで貯金のリスク面を見てきましたが筆者は冒頭に申し上げたとおり万が一の備えとして貯金をすることは賛成です。

 

筆者が主張したいことは貯金のみって言うのが実はいろいろなリスクにさらされる資産運用方法ですよって事です。

 

大切なのはバランスです。

おおよそ、額面の年収ぶんぐらいの貯金は必要だと感じます。

それが無い世帯はまずご自身の年収金額を貯金することを目標にされるのがいいかと思います。

 

そこから先はいろいろな方法で運用しましょう!

 

 

積極的な投資が日本にもたらす効果

全国民の金融資産合計額は1800兆円とも言われています。そのうち約50%が預貯金なのだとか。

 

つまり、すごーくざっくりですが約900兆円が特に意味の無い、銀行を儲けさせる為だけのお金が日本にはあります。

 

この900兆円を投資に活用すれば日本経済は一気に飛躍するでしょう。

だって日本の国家予算が101兆円ぐらいですからね。

 

この国家予算約9年分の金額が株や債権に流れれば今まで政治家や日本銀行が打ち出してきた金融政策とは比べ物にならないぐらいの効果が出ることは明白です。

 

まとめ

 さすがに約900兆円が投資に回ることはないでしょう。なぜなら日本人は倹約気質です。まじめで万が一の備えを怠らない。

それはとても良い面でもありますが実際に眠っているだけの資産があふれ、景気が上がらず、格差問題や社会的弱者が生まれやすい状況であることも事実です。

 

また、年収以上の貯金をすることは冷静に考えてあまり意味がありません。

貯金のみの運用方法だとリスクがあることも解説しました。

 

大切なのは頭を使い、ご自身を守るためにバランスの取れた運用方法で資産を育てる事だと思います。

 

このブログでは私が現役の収益不動産会社に勤めていることから不動産投資に関する知識の発信が多くはなりますがFXや株、仮想通貨なども含めて筆者がサラリーマンを卒業するために行っていく運用方法とマインドをお届けできればと思います。

 

ではまた!!